市役所の筆記対策

無理に勉強しない

会社に勤めながら筆記試験の勉強をするのは、常識的には無理がありますので、私もほとんど勉強する時間は取れませんでした。しかし、あくまで民間経験者試験であり、受験者全員でその条件は同じですので、特段、悲観する必要はありませんでした。

転職うさぎ
毎日残業で辞めたくなるよ
でも忙しすぎて勉強できないよ
面接官かめ
経験者採用では筆記は重要視されていません

使用した教材は2冊だけでした。時事問題の問題集1冊と一般教養の問題集1冊です。時間の配分は5:5で均等に勉強しました。

民間企業からの転職ですので、筆記試験の成績自体は、それほど(ほとんど)重視されません。勉強時間の無さを悲観する必要はないのです。

多くの市役所の経験者試験では、筆記試験に合格しさえすれば、1位合格であっても、ボーダーラインのぎりぎりであっても、次の面接試験には得点を持ち越しません。

筆記試験の得点はリセットされ、面接に影響ありません。これをリセット方式といいます。テストの点数なんて仕事には関係ありませんからね(笑)。最低ボーダーラインだけ超えていけばOKです。

私の勉強時間は、平日に1日30分で、3箇月ほど毎日行いました。土曜・日曜は後述しますが、論文の対策を進めました。

平日の細切れの短い時間で筆記試験の勉強をして、休日のまとまった時間で論文の準備をするという具合でした。

勉強時間の目安は50時間

どれくらい勉強すればよいのでしょうか。私の経験では、目安は少なくて50時間、多くても100時間だと考えます。

毎日勉強するなら、1日30分として3箇月余りです。平日にうち3日くらい1時間ずつ勉強してする方法もあります。これなら無理なくできるでしょう。

誤解しがちな点としましては、漠然と毎日新聞を読むだけでは勉強したことにはなりません。あくまでテキストを使って時事問題などを暗記していくことが必要です。

勉強時間の長さは、正直、頭の良さにもよるのですが、あえて具体的な数字を挙げるなら、個人的にはこの50時間~100時間となります。

国立大学の出身者や、私学でもMARCHや関関同立以上なら、択一式試験はあまり心配しなくてもいいと思います。とは言っても、テストからは遠ざかっているので、とにかく100時間は勉強して準備を整えたら十分です。

これ以上、勉強する必要はありません。大卒の公務員試験とはかなり色合いが違いますので、時間の無駄になります。民間経験者試験は択一式のマークシートよりも、論文や面接対策に時間を掛ける方が得策です。

時事問題の参考書

時事問題は、「公務員試験 速攻の時事」(実務教育出版)が使いやすくておススメでした。私が最も愛用していたテキストです。地方公務員の転職試験で出題されるレベルに上手くまとめてくれており、重宝しました。

サラリーマンは時間が確保できませんので、とりあえず時事問題はこれ1冊で結構かと思います。筆記試験の勉強時間を十分に確保できている受験者は少ないですが、受験生の間ではバイブル扱いの1冊です。

転職うさぎ
これ1冊って言われると、できそうかな
面接官かめ
死ぬ気になって、これ1冊だけはこなしましょう

「速攻の時事」は、項目ごとに見開き2ページで上手くまとめてくれています。私は、1日1項目と決めてコツコツを覚えていきました。また、出題の可能性を☆の数で示してくれており、集中して覚えるべきページが分かりやすかったです。



速攻の時事

大事なことですのでもう1度言いますが、仕事をしながらでは勉強時間に限界がありました。このテキスト1冊に集中して取り組んで、これに載っていない問題が出たら、「どうせ他の受験者も解けない」と諦める気持ちでした。

不用意に手を広げて、あれもこれもと頑張らずに、これ1冊だけ取り組めば、合格ラインに届くと思います。本屋であれこれと比較検討する必要もありませんので、安い本ですし、ネット注文でサクッと手に入れましょう。

これを全部覚えれば、時事問題では合格レベルを余裕で超えてくると思います。

一般教養の参考書

一般教養も1冊のテキストで大丈夫です。というかそれ以上、時間が取れません。

書店で販売されているもので、どれでも大差はありません。好みで選べばよいでしょう。「公務員一般知識全問題集 市役所・警察・消防」(三修社)くらいでよいでしょう。分量・難易度の目安は、速攻の時事と同じレベルが理想的です。

というか、勉強時間が取れないなら、一般教養は無視して時事問題に絞って勉強するのも手ではあります。

合格ラインは60点

択一式の筆記試験の合格ラインは60点です。60点でボーダーラインのギリギリで、65点なら合格圏です。5択のマークシートでそのくらい正解すればいいのです。

社会人をしながら勉強するのは大変ですが、6割の正解を目指せばいいのです。全問正解する必要はないのです。

問題数が50問だとします。市役所にもよりますが、よくあるパターンとしては、問題数が40問~50問くらいです。ここでは分かりやすく50問でシミュレーションしてみます。

国語や英語、数的推理、そして時事問題がトータルで50問出題されます。計算すると、合格最低点は30問の正解(60点)、安全圏は32問(64点)の正解です。

得意・不得意分野はあるでしょうが、完璧に解ける問題が4割の20問、二択までは絞れたけどどちらか正解か自信のない問題が20問、全く分からずお手上げが10問まで仕上げます。

この場合、二択までの20問のうち、運で10問正解します。お手上げのうちからも五択ですので運で2問正解します。全くの当てずっぽうでも確率的に2問は正解します。

これで、20問+10問+2問=32問の正解で、64点は取れます。どうですか?このレベルくらいまでなら仕上げることはできるかと思います。

サラリーマンをしながら完璧に勉強を仕上げる必要はありません。むしろ、このくらいを目処にして、日々の仕事で結果を出すことを頑張って、それを元に職務経験論文を書く方が大切だと思います。

極める必要はない

数的推理とか、文章理解とか、分野別の問題集も出版されていますが、分野ごとに個別に極めるには時間がありませんので、諦めます。他の受験者も同じ条件で戦いますので、特段、悲観する必要もなかったです。

そんなことに時間を費やすよりも、社会人として実績を残して、面接対策に力を注ぐ方が合格に近づきます。

また、時間に余裕のある人は、各種法律の勉強もしておけばよいかと思いますが、私は何もせずに合格しました。

転職うさぎ
フムフム
法律は知らなくてもOKなのね
面接官かめ
採用されてから、実務で覚えていけば支障なしです

過去問が一部公開されている市町村もあり、また、出題分野も公表されていますが、社会人から転職組の試験では憲法・民法などの法律問題か課されることは少ないと思います。

社会人採用の筆記試験対策では、とにかく速攻の時事だけ勉強しておけば間違いありません。しっかりしたボリュームのテキストですが、たった1000円で買えてしまいます。ベストセラーはやっぱり安い(笑)。



速攻の時事

採用後には、地方自治法と地方公務員法の条文や逐条解説を確認する仕事に関わることも多くあります。

しかしながら、受験の段階では、採用後の仕事の具合まで気が回らないと思いますので、それは、採用後に、業務をとおして覚えていけば十分に対応できます。

公務員転職の役立ち情報

市役所への転職に当たって、能力だけではなくメンタリティの側面に着目して、市役所職員に適した性格・不適な性格を解説するページを作成しました。

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みなし公務員などの団体職員は公務員と遜色のない職場です。団体職員の求人は転職サイトで募集されており、その活用方法や転職活動に適した時期などを解説するページを作成しました。

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