年齢・再受験での評価


30歳前後が有利

近年、多くの市町村で、上級試験や中級試験とは別に、民間経験者試験が実施されています。市町村ごとに要件は異なりますが、概ね「民間会社に5年以上勤務した者」を対象とした試験です。

30歳前後で、民間の経験・知識を持つ人を、市役所に採用しようという趣旨です。就職氷河期で、不遇な就職活動を余儀なくされた世代の救済措置という意味合いもあるのかもしれません。

年齢制限については、転職の場合、無制限にすることを労働基準監督署が民間会社に指導しています。これに合わせて、市役所という社会的役割から、無制限としている(あるいは定年退職直前の59歳まで)としている場合が多く見受けられます。

しかし、実際には、私の同期もそうでしたが、30歳代の前半の人が多く合格しています。40歳、50歳になると厳しいです。

市役所によって異なりますが、多くは、係員(いわゆる平社員)からの出発になります。市役所の係長は、早い人で35歳くらいで昇任します。

つまり、その年齢よりも若い方が、本人のキャリアプランにとって有益で、市役所で数年職務に当たってから昇任の年齢に差し掛かれます。

また、市役所側から見ても、50歳の係員、例えば、新日鉄などの一流企業で部長をしていました、という人が係員で入庁してきても、上司である係長にとっては扱いづいらいことこのうえないからなのです。

給与は、大卒の初任給から再出発ということはありません。民間企業での経験を換算して上乗せしてくれます。

男性は有利、女性は不利

30歳代の前半での転職は、男性が圧倒的に有利です。地方公務員への転職でも同様です。

女性は、結婚・出産の時期と重なり、あるいはそれを控えた時期であり、転職後、いきなり3年間の育児休業を取得することになってしまうなど、市役所の人事担当側から見れば、責任問題になってしまうからです。

決して、女性差別をしているわけではありませんが、現実問題として、育児休業と子育ては避けては語れません。転職してすぐに育児休業を取られるリスクは大きすぎます。

前の会社でもそうでしたが、一般的に、女性は権利意識が強く、今の会社が嫌になって転職しても、転職後もバリバリ働くということは少ないと思います。

特に、地方公務員では、出産休暇、育児休業という充実した制度の利用をしやすく、子育てに逃げてしまう例が多いです。

女性の転職志望者にとっては、魅力的なおいしい話ですが、逆に、これが女性が不利になる理由だと思います。

面接で1回落ちた人

例えば、大阪市を昨年受験し、不合格となった人の場合、今年、再度チャレンジすることはできるのでしょうか。また、現実的に合格するようなことはできるのでしょうか。

私の合格した市役所では、試験の申込書に、過去の受験暦を記入する欄がありました。ということは、過去に落ちた受験者は不利になるのでは・・・という心配をしました。

しかし、結論としては、再度、受験できるし、合格もできます。民間企業では、再チャレンジで合格することはあり得ませんので、大きな違いです。

民間会社で、就職浪人して翌年応募しても決して採用されません。

ただし、公務員試験でも、面接試験で不合格になった人は、市役所側から見ても心象が悪くなっていますので、不利になると思います。

面接官は受験者の論文やプロフィールを読み込んでいますので、昨年に見た人を結構覚えているものです。私も前職時代、結構覚えているものでした。

筆記試験で1回落ちた人

一方、筆記試験で落ちた人は、全く支障ありません。もし、面接で突っ込まれたなら、「昨年は準備不足で、筆記で落ちましたが、今年は十分に勉強してきました。」と言えばよいのです。

私はそう言って、2年目のチャレンジで合格しました。私のほかにも、数年目のチャレンジでやっと合格したという人もいましたので、特段、心配する必要はないかと思います。

私の場合、前の会社での仕事が忙しくて、なかなか勉強したり、情報収集したりする時間が取れませんでした。その結果、1年目の受験では失敗しました。

このこと自体は、私自身の資質の問題ではないと思いましたので、正直に話したのがよかったのだと思います。

サラリーマンをしていますと、年によって業務の繁忙期に当たることもあります。その状態では、転職活動をするのは厳しいと思います。

その仕事をやり終えて、その経験を売りにして転職するのがよい選択だと思います。

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