筆記試験直前のチェック

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試験日の前日に準備するもの

当日持参するものは前日までに準備しておきます。当日の朝はバタバタしますので、そんなことは受験の常識ですね。

基本的な持ち物は次のとおりです。

【受験票】
受験票は最悪忘れていった場合、本部で再発行してもらえます。ただし、試験会場に到着して忘れたことに気付くと、色々と冷静さを失いますので、きちんと持参しましょう。

【時計】
受験あるあるなのですが、会場に時計がないことの方が多いです。というかほぼありません。カンニング防止で、スマホの使用は禁止です。時計機能だけの使用もできません。

腕時計を持参しましょう。最近は腕時計を持っていない方もいますので、その場合、小さな置時計でも可です。目の前に時計を置いている人、受験会場でたまに見かけますよ(笑)。

普段使っていない腕時計に、電池が切れていないか点検しておきます。

【筆箱】
社会人になると、筆箱を使う機会はあまりありません。最悪、ビニール袋か何かに筆記用具を入れて持参することもできますが、袋類は試験時間中は机上に出せませんので、全部出しておく必要があります。

ちなみに、大学が試験会場の場合、机が自分の方向に少し傾いている構造のものが多く、鉛筆が転がって気になってしまい、鬱陶しいです。

【シャーペン・鉛筆・消しゴム】
受験要領に「鉛筆」と記入されていても、基本的にシャーペンも使用できます。択一式がマークシートですので、ボールペンが使えませんよという意味です。

ただし、シャーペンは故障したり、芯が切れたり、何かとトラブルが付き物ですので、シンプルに鉛筆も複数持参するのが得策です。

消しゴムも複数ある方がいいです。転がって落とした場合、跳ね方によっては見つからないことがあります。

【最後の復習用の参考書】
今まで使い倒してきた参考書を1冊か2冊だけ持参します。試験最後の追い込みというか、調整です。

コツは新しい項目を詰め込んで短期記憶で覚えようとするのではなく、今まで勉強してきた内容を簡単におさらいする程度が効果的です。

曖昧な記憶を最後に詰め込みますと、今まで理解していた項目に悪影響が出ることがありますので注意するべきです。

【昼食の買出し】
当日は昼食が必要です。近所の食堂で食べようとしても、満員で食べれない危険があります。そもそも、近くに食堂なんてないことも多いです。

当日の朝にコンビニでパンやおにぎりを買っていくのがおススメです。

参考記事

公務員の筆記試験は私服でも大丈夫ですが、それでも私はスーツをおすすめします。
・ 市役所試験の服装と費用

公務員試験の遅刻は退場になる

試験当日の交通機関の時刻表は必ず事前に確認しておきます。今どき、スマホでだいたい事足りますが、人生の勝負どころですので、きちんと事前に調べておきます。

万が一、当日に遅刻をした場合、入場できません。本部に行って、「財布を忘れて取りに帰った」や「バスがなかなか来なかった」と訴えても入れてもらえません。

バスでいく場合、時刻表どおりに到着しないケースや不慣れな土地で乗り間違える場合がありますので、特に注意が必要です。

試験の集合時間に遅刻した場合、実際にはまだ試験が始まっておらず、説明をしている段階であっても、入場させてもらえないことがほとんどです。

私は、本命市役所の試験には1時間前に到着するように行きました。そして心を落ち着けて復習をしていました。今まで勉強してきた時間に比べると、1時間ばかり早く行くのは全く負担には感じませんでした。

試験日の当日朝に復習する内容

筆記試験は、ほとんどが次のどちらかの順番で行われます。市役所によっては受験要項で発表されている場合もありますし、当日まで分からない場合もあります。

 択一式 → (昼食) → 一般論文 → 職務経験論文
 択一式 → (昼食) → 職務経験論文 → 一般論文

当日、会場ではこの順番で復習すると頭が整理しやすいです。朝は択一式をざっと復習して、昼休みには2つの論文を読み返すのがよいです。

参考記事

論文試験のウエイトは大きいです。今後の面接でもこの論文内容をベースに質疑されます。
・ 市役所の論文対策

私はいくつかの市役所を受験しましたが、試験当日の1日の流れをきちんと分かりやすく説明をしてもらえた市役所はありませんでした。

色々と注意深く、掲示板の張り出しやら試験官の説明やらを積極的に聞き取って、何とか理解していくしかありませんでした。

学校の試験では、そのあたりは丁寧に丁寧を重ねて、全員が自分の実力を100%発揮できるように先生が配慮をしてくれます。

しかし、これは採用の選抜試験です。試験官も先生ではなく、市役所の職員です。採用する側の人間なのです。あくまでこちらは採用される側の人間であり、対等な立場ではないということを理解しておくとよいです。

そうしないと、「説明が分かりにくい」や「どう振る舞えばいいのか分からない」といった怒りがこみ上げてきてしまいます。これは全くの無駄な怒りであって、パフォーマンスが落ちるだけです。

同じ会社の人に鉢合わせた時の対処方法

市役所受験でたまにあるのが、同じ会社の同僚や上司も受験会場に来ていることです。お互いに転職したがっていることがバレますので、かなり気まずいです。

小さな地方都市では、これが結構ありがちなのです。また、技術系の方が受験者が少なく、地元の技術の会社の数も少ないので、鉢合わせの確率は上ります。

上司・部下の関係の場合、どうやって声を掛ければよいか悩みます。気付いているのに無視するわけにもいきません。

気にしたまま試験に突入するのは嫌ですので、試験前に声を掛けて「腕試しにきた」とでも言っていけばよいです。

お互いに転職したいのは明らかですが、お互い様ですので、それ以上の突っ込みあいはナシです(笑)。

他の市役所で予行練習をする

こういう風に試験の説明をしていますが、百聞は一見にしかずという日本の古いことわざがあります。本命の市役所を受験する前に、どこでもいいので、場慣れのために他の市役所も受験するべきです。

試験を受けるためには休日が1日つぶれてしまいますし、交通費も掛かりますし、何かと面倒なのですが、一度経験すると圧倒的に有利になります。持ち物や当日の流れなど、一連の感じが把握できます。

私は近隣の都市や東京都など、4・5箇所の自治体に申し込みました。

最後は願掛けに頼る

私の個人的な経験ですが、試験当日の願掛けをしていました。それは交通ルールやちょっとしたことでも不正をしないということでした。

全く自動車が来ていなくても赤信号ではきっちりと待つ、順番に割り込まない、お年寄りに席を譲るなどです。

かなり迷信めいたお話ですが、択一式問題で答えが分からなかった場合、最後は運ですので、神様にお願いするためにそうしていました。なお、当日だけです(笑)。



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