学歴・経歴での評価


学歴・学閥の構成

市役所の職員は、試験採用組と選考採用組に分かれます。選考採用とは、技能労務職員のことで、ゴミ収集や下水処理場での現場作業員ですので、ここでは統計から除外します。民間経験者試験は、「試験」と名前がついているとおり試験採用組です。

私の同期と後輩を見回しますと、学歴については、全員が大学卒です。高卒は皆無です。

ランクの内訳は、だいたいS級(東京大学・京都大学)が1%、A級(早稲田・慶應)5%、B級10%、残りがC級以下で構成されています。これは上級職(大学卒で採用された職員)の構成とほぼ同じです。

私の働いていた1部上場の会社では、だいたいS級が5%、A級10%、B級20%でしたので、市役所は一般的な大企業に比べて学歴は低くても採用されやすいと思います。

民間企業では、エントリーシートやWEBテストと称して、学歴・大学名での書類選考をしたうえで筆記試験を実施しています。いわゆるFラン大学の学生は、会社説明会にすら参加しにくい仕組みにしていました。

公務員試験ではそうした門前払いがなく、全員が筆記試験を受験できますので、結果として人物本位(学歴ではなく、本人の能力という意味)の採用になっていると思います。

あくまで、これまで培ってきた職務経験がものをいいます。

学歴・学閥での出世

実際に働いている感想としては、市役所には学閥のような集まりや、学歴での優先出世は見られません。そもそも出世にこだわっている人が少ないこともありますが、学歴を気にしている人は少ないと思います。

職場での雰囲気について、民間会社と市役所とでは大きく違います。市役所はのんびり・ほんわかした感じです。学歴を気にしないことが一つの原因だと思います。

出世してもしなくても、年功序列で給料が昇給していきますので、出世する必要がないのかもしれません。

地元の人が有利

その市町村の出身者であったり、過去に住んでいた経験がある人の方が有利です。縁故・コネというわけではなく、志望動機として、地元のこの市町村で働きたいという情熱をぶつけやすいからです。

北海道の札幌市を受験するに当たって、「北海道に来たのは2回目です。1回目はこの前の筆記試験のときです。この市役所を志望したのは、北海道の雄大さを観光客の多くの人に伝えたいからです。」と言っても全く説得力がないです。

ホームページでたまたま職員募集を見つけたから応募した、というのが真の理由では、まず合格しないと思います。

ですので、日本には数多くの市町村があり、その多くを受験できますが、真に戦えるのは、生まれた市、育った市、学生時代を過ごした市など、限られた市町村だけだと思います。

新聞報道を見ていますと、地方都市では、受験倍率が50倍などとなることも多々あります。募集5名のところに、応募が250名あればそうなります。

この時点で諦めるのではなく、真に戦えるのは、ゆかりのある人だけで、まあ150人くらいでしょうか。その中で、筆記試験対策、面接試験対策の両方をしてきているのは、10人に1人くらいですので、実質のライバルは15人くらいになると思います。

それでも、その15人から5人に選ばれるのも大変なことですが、人生を賭けた転職ですので、その程度の大変さは仕方のないことだと思います。ここで頑張れるかどうかです。

1部上場企業の人・地元の有力企業の人が有利

中小・零細企業に勤務している人よりも、東証1部上場の大企業が有利だと思います。民間のノウハウを市役所が吸収しようという趣旨ですので、当然かと思います。

また、身元が固いという印象でメガバンクの銀行員や、地銀などの御当地の有力企業も有利だと思います。

私の同期採用や後輩には、こういった人が多くいました。

既に、転職をしている人は不利になります。1社目に3年、2社目に2年勤務して、合計5年の民間経験があれば、受験資格ありとなる市町村が多いかと思いますが、面接の際、本人の職業意識にレッテルが貼られてしまっており、落ちると思います。

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