中途採用の初任給


初任給の提示

転職するうえで、どのくらいの給料が支給されるのかは重要な問題です。同年齢の上級職(大卒の新卒で入庁した職員)との年収の比較も気になる点かと思います。そもそも自分の初任給や年収がいくらになるのか、面接の段階では明らかにされません。正確な年収は不明なままです。

公務員への転職では、民間の転職やヘッドハンティングの場合と異なり、事前に給与の提示や交渉はありません。給与規程に従って、たんたんと計算されるだけです。

一般的に、募集要項に「経験年数8年、30歳」や「18年、40歳」などの給与モデルが記載されますので、採用試験の段階では、これを参考にするしかありません。正確な金額は、採用の発令の際に知らされます。「給料は○級○○号給を給する。」と発令されます。

ただ、家庭を持っておられる方もおり、妻や家族への説明の際に、年収や給料も説明しないといけないでしょう。そのため、合格後は、人事委員会など、しかるべき問い合わせ先に質問すると、試算をして教えてくれます。人事委員会も合格者を逃したくないため、丁寧に対応してくれます。金額交渉には応じてくれませんが・・・。

私の転職1年目(およそ30歳)の実績は、年収540万ほどでした。残業手当など、諸手当を全て含んだ総支給額です。

初任給の計算方法

経験者採用ですので、大卒の初任給と同額からスタートするわけではありません。前職歴が評価されて、勤続年数に換算されます。

初任給は、社会人としての勤務経験が加算された結果、算出されます。計算方法は市町村ごとに異なりますが、一般的には、勤務経験年数を少し割り引いて勤続年数として反映します。

私の市役所では8掛けでした。

つまり、社会人10年の経験なら、10年×80%=8年という計算で、市役所で8年間勤務した人と同じ給与にランク付けされました。

初任給の水準

結論から言いますと、この方法では、大卒でストレートで採用された上級職の同年齢と比較して、給料で月2万円くらい低くなります。

期末手当(いわゆる賞与、ボーナス)や各種手当への跳ね返りも含めて考えますと、年収で30~40万円の差が出ています。しかし、私はお金に全く執着がありませんので、特段、気になっていません。

この比較は、大卒でストレートで入庁した人との比較です。2年間の公務員浪人をして入庁した上級職と比べると、同じくらいの水準です。それ以上、3年の浪人をした人とでしたら、逆転して上回っています。

大手民間会社の採用でしたら新卒採用ばかりですが、公務員では、公務員浪人をする方も結構います。

民間で働いてみたけれど、数年で辞職していまい、公務員の上級職で入る方も多いですので、4割くらいは紆余曲折してから採用されている印象です。

こう考えますと、許容範囲なのかなあと、個人的には思っています。まずは、募集要項を隅々までよく読むことかと思います。

退職金の計算方法

だいぶん先の話になりますが、退職手当も、同年齢の上級職とは変わってきます。

「退職金」と一般的にいいますが、正確には退職手当です。

公務員の退職手当は市町村ごとに計算式は異なり、各市ごとに、退職手当規程で規定されています。退職手当の金額は、最終的な役職(出世)と、勤続年数に左右されます。

私の市では、勤続35年まで、どんどん退職金の金額が増えていく制度です。勤続35年を過ぎますと、勤続年数による上昇はなくなります。

つまり、最終的な役職が同じならば、60歳で定年退職として、22歳で採用されて勤続38年でも、25歳で採用されて35年でも、退職手当は同額になります。

中途採用の場合、30歳で採用で、勤続30年にしかなりませんので、マックスまで上りきらない計算になります。

退職金のおよその金額

大卒の上級職では、マックスの勤続35年で、局長まで出世した職員で3000万円超、課長で2500万円、係長や係員では2000万円程度です。

中途採用で勤続30年では、それぞれから500万円少ないくらいになります。

これは、勤務年数が短いので当然かと思います。既に、前の会社で1回退職金をもらっていますしね。私は前の会社で30歳まで働いて、100万円の退職金をもらいましたしね。

公務員の日々の年収は、出世してもしなくてもあまり差はありませんが、退職金では、1000万円程度の差が付きます。

しかし、私個人の価値観では、楽して安い方でもいいと思っています。

私が定年退職する頃には、定年延長の話も具体化しているでしょうし、また、制度も変わっているかもしれませんし、私はほとんど気にしていません。

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