社畜の人間関係に関わらない

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社宅に住まない

社宅に住むのは最悪です。私は入社して1箇月で社宅から引っ越して、東京で一人暮らしを始めました。

私の住んでいた社宅は独身者専用の独身寮でした。共用の風呂、トイレ、食堂があって、部屋だけそれぞれワンルームで分かれている古きよき形です(笑)。こんなの、出勤前の朝食の時点から気が休まりません。

転職うさぎ
家に会社の先輩がいたら嫌だな
面接官かめ
それが社宅です

社畜の典型的な考え方として、公私の区別がなくなることです。社宅は正にこれで、私は社畜養成ハウスと呼んでいました。

私はお金のやり繰りが厳しかったのですが、このまま社宅に住み続けていたらすぐ会社を辞めてしまうと感じましたので、そうならないようにすぐに引っ越しました。前向きな引っ越しです。

社宅は築10年くらいでそこそこ新しかったのですが、自分で借りたアパートは「築年数不詳」でした。登記にも情報が記載されていないくらいの風呂なしボロアパートでした。

それでも引っ越したのです。社宅はゴキブリホイホイみたいなもので、中に入ったら最後、心まで社畜に洗脳されてしまいます。私はすぐに仕事を辞めるわけにはいきませんでしたので、何か大切かを冷静に考えて、社宅を捨てました。

引っ越しを申し出たときの上司の引きつった顔が忘れられません。そんな新入社員はこれまでいなかったのですから。結果的に、最初に自分はこういう人なんだと一事が万事アピールできてよかったのだと思います。

社内の飲み会の二次会には行く必要がない

社内の人間関係など、所詮は仕事だけの付き合いです。とは言っても、会社の飲み会は断れないものでした。

私はある程度の常識的社交性は心得ていましたので(笑)、行きたくはなかったですが、渋々ですが職場の飲み会には参加していました。

座席のメンバーに恵まれますとそれなりに楽しいのですが、いつも一次会でさっさと帰っていました。

はじめのうちはかなり強引に二次会にも誘われていましたが、しばらくするとそういう人だと認識され始めましたので、割とすんなりと一次会だけで帰れるようになりました。

転職うさぎ
二次会って必要ですか?
面接官かめ
社畜の絆を深めるためには有効です

家に帰ってからジョギングやら何らや色々とプライベートですることがありましたので、早く家に帰りたかったのです。会社組織では、自分はこういう人だと早めに認識させることが大切なのです。

昼休みはできるだけ外出する

昼休みは自由な時間です。社内にいる必要はありません。私は、いつも社内の食堂でご飯を食べた後は近くの紀伊国屋書店で立ち読みをしていました。

無駄に社内にいて、同僚と一緒に休憩室のテレビを見たり、ダラダラして過ごしてしまいますと、社畜への第一歩だと思います。

私の会社は大手企業でした。ドラマで見るような派閥意識が強く、足の引っ張りあいや、派閥への勧誘活動も頻繁に見られました。

しかし、私は人事部という結構権力が大きい部署にいたにも関わらず、どこの派閥にも組み込まれずに自由に羽を伸ばすことができました。最低限の常識は保ちつつ、できるだけ社内の人間関係には組み込まれないようにすること、これがコツです。

社外の友人を大切にする

私は草野球チームに所属していました。弱いチームでしたが、ネットで部員募集していたところに応募しました。草スポーツチームというのは色々な手段でよくメンバー募集をしています。

社畜の第一歩は、会社を自分の家のように感じてしまい、また、社員を家族のように錯覚することです。あくまで会社は仕事の場です。ビジネスと言った方が分かりやすいかもしれません。

私達はビジネスのために毎日出勤して労働の対価として給料をもらっているのです。会社の同僚と必要以上に親しくする必要はありません。仕事だけのつながりで十分です。

私の会社には社内のフットサルチームや釣り同好会など、運動系、文科系ともに部活動が豊富でした。会社から活動資金も支給されていました。それでも私は社内のクラブには所属せず、社外で見ず知らずの人のチームに入れてもらいました。

その考え方が正解だったと思います。過度に会社に依存せず、一歩引いた視点で会社という仕事組織を見ていました。

こんな私ですが、6年間も勤めていましたのでそれなりに社内にも親しい同期や後輩もいました。しかし、会社を辞めて数年すると一切の付き合いがなくなりました。所詮、同じ会社に属しているという前提での付き合いだったのです。

一方、社外の友人は、私が仕事を辞めようが何をしようが関係ありません。そもそも私の仕事もよく分かっていないと思います(笑)。

社内ゴルフは決してやらない

おっさんのレクリエーションと言えばゴルフです。接待ゴルフもありますが、ただの社内での仲良しゴルフにあります。私の会社でもしばしば開催されていました。

私はゴルフをしたことがありません。新卒者の多くはそうだと思います。私は上司から頻繁に誘われましたが全て断りました。興味がなかったので(笑)。

趣味の草野球はジョギングで休日は忙しいのに、何が悲しくて会社の面子と休みの日までゴルフをしないといけないのかと。

「お古のクラブをあげる」という誘いはよくある手です。自分のクラブを買い換えて、古いものが不要になるのです。それをあげてゴルフ仲間に誘い込むパターンのやつです。気を付けましょう。

転職うさぎ
ゴルフなんて興味ないな
面接官かめ
休日まで嫌々付き合う必要はありません

私もよく誘われて、ずっと断り続けるのも申し訳ないなと一瞬感じましたが、鉄の意志で断り続けました。結果的にそれが正解で、社内の変な人間関係に巻き込まれずに済みました。「会社=世界の全て」にならないように気を付けるべきです。

エレベーターには乗らない

私の取り組みは徹底していました。無駄に社内の先輩社員と仲良くならないために、エレベーターにも乗りませんでした。東京の本社勤務で8階建ての自社ビルだったのですが、常に階段移動でした(笑)。

はじめはただのトレーニングのつもりで階段を利用していました。運動が好きで体を鍛えていたのです。それが功を奏しました。

エレベーターという狭い空間は誰と一緒になるのか分からないものです。不意に嫌な先輩と2人きりになることもあります。役員と一緒になることもあります。変に社内の人間関係に取り込まれない意味で、階段移動は有効でした。

あるとき、たまたま乗ったエレベーターで、久しぶりに本社に移動してきた課長が若手社員に向かって、「あれ?僕の階を知らないのか」と言っていました。

若手がボタンの近くにいたのですが、その課長の顔を見て、職場の階のボタンを言われる前に、普通は気を利かせて押すだろという意味です。

見ていた私の気持ちは「いや、知らんがな」です。昔は本社勤務が長かったのでしょうが、人事部の私ですら、顔と職場の階はピンときていませんでした。それをさらに若手の営業社員に求めるとは。

こういう経験をして、社内のエレベーターの中でも社畜が養成されていくのかと思い、私は日々階段を上り下りしていました。

参考記事

仕事は強制労働ではありません。いい人ほど社畜脳に洗脳されてしまいます。
・ 社畜にならない働き方



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