予告書が来たときコンビニで支払ってもいいのか
給水停止の予告書には「水道局の営業所に来所してお支払いください」と記載されていることが一般的です。しかし、サラリーマンの方にとっては、役所が開いている時間帯に行くことは至難の業です。
また、そうでなくても、滞納しているご身分で窓口を訪れて、水道局職員相手に現金で支払うのは気恥ずかしいものです。
何か良い手はないものでしょうか。答えは簡単で、来所するべしという指示は取りあえず無視して、手元にある納付書を持って最寄のコンビニで支払ってしまえばいいのです。
納付書には期限が記載されており、期限切れのものが使えるのかどうか迷うと思いますが、使えます。ほぼ使えます。
納期を過ぎてから支払う人は一定数いますので、いちいち納付書をボツにしていましたら、再発行するコストや再郵送のコストが莫大になってしまいます。ですので、納期を過ぎても使えるのです。
「納期切れの納付書を使って支払ったけど、既に無効になっていて、水道局にお金が届かなかった」というようなことは絶対にあり得ませんのでご安心ください。
もし、納付書を失くしてしまっていましたら、恥ずかしいですが、水道局に電話を掛けて再発行してもらえばそれでOKです。何もわざわざ会社を休んで水道局の営業所まで足を運ぶことはないのです。
水道局も支払ってもらうことが最優先ですので、「払う」とさえ言えば、細かいことまでは言ってきません。ご近所さんに滞納がばれる前にさっさと支払ってしまいましょう。
全額を支払う必要があるのか
1月1日が納期の料金を滞納していた場合、3月中旬には給水停止の予告書が来ます。水道料金は2箇月ごとに発生しますので、この時点で3月1日が納期のものも滞納となっており、2個分の料金が残っていることになります。
予告書には滞納している2個分両方の金額が記載されているでしょう。これを一括で支払うよう求められます。
1個分だけならまだしも、2個分を全額支払うとなると負担は2倍です。1個だけでも支払えなくて滞納しているというのに、水道局は「2個分を全額支払え」と言う。これまた、むちゃをおっしゃる(笑)。どうすればよいのでしょうか。
ただでさえ支払いが苦しいのに、一括では到底無理な場合、分割で1個ずつでの支払いでも相談に乗ってくれることが多いようです。分割相談というものです。
これも一定の結論が出ています。給水停止をされる前ならば、コンビニで古い方の1個分だけを支払ってしまえばいいのです。
水道局の営業所に出向いて支払う場合、もう1個の分の支払い期日の約束を求められることもありますが、1箇月後で約束をすればいいのです。
水道料金は2箇月ごとに発生するので、たまっている分を1箇月後に支払えば、支払いは追いついて行くことになりますので、それで問題はありません。給料など大概の収入は1箇月ごとに入ってくるので可能かと思います。
ここで注意が必要なことは、給水停止が執行されてから、「古い方を1個分だけ支払うので、水を出してください。」とお願いしても、手遅れだということです。
水道局は水道条例に基づいて給水停止を執行してしまっていますので、滞納金の全額を回収しないと給水停止を解除することはできないのです。
漏水で金額が高いとき、どうすればいいのか
知らない間に水漏れしていて、料金がバカ高いケースがあります。
地下や壁中での漏水の場合、漏水減額制度がある自治体が多いのですが、蛇口を開けっ放しにしていた場合や、水洗トイレでの漏水の場合、減額してもらえないことが多々起きます。
普段は5千円くらいなのに、とある月だけ5万円を超えたりする場合があります。泣くに泣けません。一括で支払うお金もありません。さて、困った、となるわけです。
ご安心ください。この場合、きちんと水道局に相談すれば、現実的な分割支払いに応じてもらえます。
水道局にとっては、多水量の場合、水道の事故のようなものですので、わざわざ給水停止をしなくても、順繰りに支払ってもらえるなら悪い話ではありませんので、認めてくれることが多いようです。
また、分割での支払い誓約をして順番に支払っているケースで、ある時点で、約束を不履行したらどうなるのでしょうか。その時点ですぐさま水道を止められるのでしょうか。
結論としては、命に関わる水道ですので、給水停止の予告を改めてされて、最終期限を1~2週間後に設定されるでしょう。その納期を過ぎた時点で執行されます。
ですので、少しくらい過ぎたからといってビクビクする必要はありません。
日延べのお願いはできるのか
水道局の職員はわりとユルユルな面もあります。水道局は給水停止の予告書で最終的な納入期限を示してきますが、延期の交渉も聞いてくれる方だと思います。いわゆる日延べ交渉というやつです。
電気・ガス・ケイタイでは交渉の余地はなく、延期のお願いをしてもけんもほろろに断られます。
水道局の場合、公務員がそこまで経営感覚を持っていないということもあり、納期にはそんなに拘りはないようです。
日延べ交渉のコツとしては、まず、できるだけ早く水道局に電話をすることです。停水日ギリギリになってから電話するよりも心象はいいと思います。そして、具体的な収入をあてを伝えて、その日に必ず払うので待ってほしいと伝えることです。
例えば、「25日が給料日なので、26日まで待ってほしい」や「15日の年金で払います」などです。必ず成功するとは限りませんが、結構相談には乗ってくれる方だと思います。
支払い誓約書にサインを求められる場合もありますが、ただの約束の覚書ですので、サインをして待ってもらえばいいと思います。
毎回毎回の常連の滞納者であったり、過去に支払いの約束を破ったことがある人でなければ、ある程度は聞き入れてもらえるかと思います。
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